ミネラル豊富な天然鉱物と太古の植物に由来した天然腐植を加え、「自然農法」や「自然栽培」(有機JAS規格適合性評価済み)に対応した粒状の土壌改良材です。その主原料は、群馬長石 御座入鉱山の約6500万年前の地層を露天掘り採掘して、粉砕したものを使用しています。
ここでは、ミネラルスターの、ナス・シシトウ・枝豆の栽培に対する効果事例の測定結果をご紹介します。
ミネラルスターのナスに対する効果事例
試験期間
平成30年6月17日(定植日)~平成30年11月17日
※試験期間中の気象は高温乾燥の厳しい条件であった。
試験場所
千葉県船橋市(黒ボク土壌に植物性堆肥を1,000㎏/10a散布しトラクターで耕運した圃場)
試験区の設定
各区2連制 堆肥以外は液肥を株本に2回追肥
①ミネラルスター30㎏/10a区
②ミネラルスター60㎏/10a区
③ミネラルスター100㎏/10a区
④対照(コントロール)区
定植方法
露地圃場に左記の各散布量を約7㎡の範囲に散布し、耕運後畝立し黒マルチでカバーした。各区にナス(品種:「大黒田」カネコ種苗)の苗を50㎝間隔で2本ずつ定植した。
試験結果
(1)収量について、ミネラルスター(MS)区は対照区と比較して生育が優り、収穫量も次表のとおり60㎏区は同等であったが、30㎏区と100㎏区では30~40%収量が増す結果であった。
収穫月(回数) / 区名 | ① MS30㎏ /10a区 |
② MS60㎏ /10a区 |
③ MS100㎏ /10a区 |
④ 対照区 (無処理) |
|
7月 (5回) |
収穫量 個数 |
521 3 |
724 6 |
1207 11 |
869 7 |
8月 (4回) |
収穫量 個数 |
2781 15 |
2781 15 |
3406 19 |
2,660 17 |
9~11月 (3回) |
収穫量 個数 |
3412 21 |
1592 12 |
1958 17 |
1,577 9 |
合計 | 収穫量 個数 |
7,127 44 |
5,097 33 |
6,571 47 |
5,106 33 |
④対照区を100とした指数 | 収穫量 個数 |
140 133 |
100 100 |
129 142 |
100 100 |
(2)最終日11月17日に根の掘り取り調査を行った。ミネラルスター区は対照区と比較して、次表のとおり根量が多く、毛根が多くなっていた。また、茎の基部も太くなっていた。(次ページにMS30㎏区と対照区の比較写真を示す)
区名 | ① MS30㎏ /10a区 |
② MS60㎏ /10a区 |
③ MS100㎏ /10a区 |
④ 対照区 (無処理) |
根重 g (1区2本の計) |
211 | 143 | 161 | 108 |
④対照区を100とした指数 | 195 | 132 | 149 | 100 |
(3)以上から、ミネラルスター処理によってナスの生育促進と収量増加が認められ、30㎏/10a処理で十分な効果があると考えられる。
ナス試験地 11月17日の状況
根と茎の比較(11月17日)
ミネラルスターのシシトウに対する効果事例
試験期間
平成30年6月17日(定植日)~平成30年11月17日
※試験期間中の気象は高温乾燥の厳しい条件であった。
試験場所
千葉県船橋市
(黒ボク土壌に植物性堆肥を1,000㎏/10a散布しトラクターで耕運した圃場)
試験区の設定
各区2連制 堆肥以外は液肥を株本に2回追肥
①ミネラルスター(MS)30㎏/10a区
②ミネラルスター60㎏/10a区
③ミネラルスター100㎏/10a区
④対照(コントロール)区
定植方法
露地圃場に左記の各散布量を約7㎡の範囲に散布し、耕運後畝立し黒マルチでカバーした。各区にシシトウの苗を50㎝間隔で2本ずつ定植した。
試験結果
(1)収量について、ミネラルスター(MS)区は対照区と比較して生育が優り、収穫量も下表のように5~15%増収した。試験区間中では、100㎏区より30~60㎏区で増す結果であった。
収穫月(収穫回数) / 区 | ① MS30㎏ /10a区 |
② MS60㎏ /10a区 |
③ MS100㎏ /10a区 |
④ 対照区 (無処理) |
|
7月 (5回) |
収穫量 個数 |
224 45 |
224
56 |
151 25 |
180 40 |
8月 (4回) |
収穫量 個数 |
587 110 |
555 105 |
633 110 |
633 110 |
9~11月 (3回) |
収穫量 個数 |
1372 211 |
1440 260 |
1,245 210 |
1115 192 |
合計 | 収穫量 個数 |
2,183 366 |
2,219 421 |
2,029 345 |
1,928 342 |
④対照区を100とした指数 | 収穫量 個数 |
113 107 |
115 123 |
105 101 |
100 100 |
(2)最終日11月17日に根の掘り取り調査を行った。ミネラルスター(MS)区は対照区と比較して、根量が多く、毛根が多くなっていた。
(次ページにMS60㎏区と対照区の比較写真を示す)
根と茎の比較(11月17日)
11月17日収穫物の比較
(3)以上から、ミネラルスター処理によってシシトウの生育促進と収量増加が認められ、30~60㎏/10a処理で効果があると考えられる。
ミネラルスターの枝豆に対する効果事例
試験期間
平成30年6月18日(播種日)~平成30年8月18日(収穫日)
※試験期間中の気象は高温乾燥が続き、露地栽培には過酷な条件の中での栽培試験であった。
試験場所
千葉県船橋市(黒ボク土壌に植物性堆肥を1,000㎏/10a散布しトラクターで耕運した圃場)
試験区の設定
堆肥以外は追肥なし
①ミネラルスター(MS)30㎏/10a区
②ミネラルスター(MS) 60㎏/10a区
③ミネラルスター(MS) 100㎏/10a区
④ミネラルスター(MS) 200㎏/10a区
⑤対照(コントロール)区
播種方法
露地圃場に左記の各散布量を約7㎡の範囲に散布し、耕運後畝立し黒マルチでカバーした。各区に30㎝間隔で3穴あけ、1穴に4種子1区計12種子を播種した。品種は「湯上り姫」(アタリヤ農園)である。
試験結果
(1)発芽生育本数を7月3日に調査した。対照区が12播種数中5本の発芽生育本数で42%の生存率であったのに比較して、ミネラルスター区は12播種数中8~10本の発芽生育本数であり、67~83%の生存率であった。
(2)生育量および収穫量を8月18日に調査した。下表のようにMS60㎏区は対照区と同等であったが、MS30㎏区、MS100㎏区、MS200㎏区と量を増すごとに生育量・収穫量共に増加する結果であった。
枝豆の生育量および収穫量調査結果(8月18日)
測定項目 / 区 | ① MS30㎏ /10a区 |
② MS60㎏ /10a区 |
③ MS100㎏ /10a区 |
④ MS200 ㎏ /10a区 |
⑤ 対照区 (無処理) |
|
本数 | 発芽生育本数/播種数12 (7/3調査) |
9/12 | 8/12 | 10/12 | 10/12 | 5/12 |
間引後の本数(8/18残本数) | 5 | 6 | 6 | 7 | 4 | |
生育重 | 茎葉根実の全重量g | 1,000 | 736 | 1,100 | 1,210 | 730 |
⑤対照区を100とした指数 | 137 | 101 | 151 | 166 | 100 | |
実収穫重 | 実の重量 g | 467 | 380 | 558 | 572 | 395 |
⑤対照区を100とした指数 | 118 | 96 | 141 | 145 | 100 |
8月18日の地下部も含めた生育状況